お父さんとの初対面
男にとっての「結婚とは?」「夫婦とは?」「新婚生活とは?」
これは男性にとって、最初に立ちそびえる壁であり、そして試練である!
若くても、いや、年を食うほどにその視線はキビシイ・・・(泣)。
ここでは僕の試練を紹介しよう。
あれは彼女のお父さんが、親族の引越しの手伝いで来阪した時。
彼女:「今度お父さんが来るんだけど・・・。」
オレ:「なに〜っ!!」
(彼女のご両親は関東に住んでいる。だから、それまであったことも話したこともなかった。)
彼女の言葉に動揺を隠せないオレ。
でもここは一発、ビシッと決めないと!
後回しにしたいのは山々だが、初体験は早めに済ましておいたほうがいい。
(いや、変な意味じゃなくてヨ♪)
今はシガナイ会社員だけど。
学生時代は音楽のバイトで結構リッチだった。
おいしいものをいっぱい食べて、舌は肥えている(つもり)。
彼女の話によると、お父さんもイケル口だということで。
自分の持てる引出しの中で根心の一撃が「新地の小料理屋」。
これしかない!ここでお父さんをもてなすんだっ!
余談ですが、新地ってわかるかな。
大阪では昔から有名な夜の最高級街。
関西の人なら「説明せんでも分かるわい!ナメとんか!」って所。
すんません・・・。
何処とは言えないが、僕の秘密の隠れ家☆
ここがウマくて、季節を味わえて、新地にはめずらしく安い店!
さてさて、本題に戻って。
実は、妻は教会の娘、クリスチャン。
ということは、お父さんは・・・そう牧師さん。
オーマイガーッ!
僕たちの世代ならわかると思うが、教会・牧師といえば、
よく見ていた"オレたちひょうきん族"の「祈りなさい・・・」の水が降ってくるヤツ。
はっきり言って、お仕置きのイメージしかない。
「娘とはどういう関係で・・・?」
「ナニをしたのかね?」
「祈りなさい・・・」
なんて狭いお仕置き部屋に閉じ込められたらどーしよー!!
と、勝手にイメージが膨らんでいったのだが。
彼女には「ない、ない」と軽く失笑されました。
でも、やっぱ牧師はそういないでしょう?
組の親分や警察署長よりはマシだと思いますが・・・。
さて、挨拶の日。
社会人として恥ずかしくない服装でスーツをきめ、
新地の小料理屋でおもてなし。
会ってみると、見た目は長〜い立派なヒゲをたくわえた仙人みたいな人。
少しビビッたが、やはり聖職者だけあって人格者。
妻は年下だけど、教えられることも多いので、
「このお父さんあってのこの娘」はよく分かる。
終始なごやかなムードで・・・。
いや、彼女がトイレで席を立った時は何を喋っていたか、
記憶喪失なぐらい一杯イッパイだったが。
なんとか失礼のない無事に食事を終えることができました。
後日聞いたお父さんの感想。
「娘は顔で選んでいなかったな・・・。」
お父さんにとっては最高の褒め言葉だったらしいが。
どーいう意味やねん!!
それから約半年後。
いよいよ結婚を決めた時に、彼女の実家へ伺い改めてご挨拶。
初対面のお母さんやお姉さんにもそつなくごあいさつでき、
二人で結婚の意志を伝えることができました。
ここで教訓。
男性諸君、まずお父さんを落とせば君の未来は明るい!!
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- 第一話 女ばかりに語らせない!
- 第二話 結婚ビジネスと男
- 第三話 婚約指輪(エンゲージリング)
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